[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
止まりません。あー風邪引いたー!
咽喉は変わらず痛いし鼻水は出てくるし関節が痛くなってまいりました。いよいよな症状です。
明日も休みでよかった・・・。
明日は病院行って来よう・・・。
そういえばなんですが、
そろそろ虚路2周年らしいです。正確な日付を覚えていない体たらく。
うわー早いなぁもうすぐ3年目だ。
もともと前サイトのALTからサイト名変えただけだったので70的にたいした節目じゃなかったんですよね。
今考えるとなんで覚えてないんだ自分・・・!!
後悔は先に立ちませんね。
ここまで続けてこれたのも、皆様のお陰でございます。
本当そう思います。
ちょっとやる気をなくしても、拍手やコメントいただけると嬉しくなって頑張れたりしてます。
糧です。ありがとうございます・・・!
そろそろサイトも改装したいし、いろいろ考えようかなぁ。
さてさて
またしてもおっさんを愛でる小噺ができてしまいました。
ノーマル小噺、夢ではございません。
つづきからどうぞ
あたしはいつも思う。
この男のふざけたところが、とにかく嫌いだと。
いつもいつも思う。
温もり
「あ、なんだいたの」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・何だって、リタっちこそ何してんのよ。子供は寝る時間で」
ゴス!!
三日月が空に浮かんでいる。
夜を満たす闇はどこまでも続いて、星を瞬かせた。
本日の宿屋から少し離れた場所に、海を一望できる展望台があった。
そこに、レイヴンはいたのだ。
「いったいわぁ・・・・相変わらず容赦ないのね・・・」
「子ども扱いするからでしょ。だいたいあんたのほうがよっぽど子供みたいじゃない」
リタは拳骨を握り締めて、レイヴンの隣に立った。
小さな体で目一杯伸びをして、息をつく。
「どうしたのよ、寝れないの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・あらら、オッサンそんなナイーブに見えるの?」
わざとらしくしなを作ってくるので、思いっきり睨みつける。
「冗談よ。・・・まぁ、そんなもんかしらね」
リタは意外そうに目を丸めて、「あ、そ」と言うと海に視線を戻した。
「リタっちは何~?まさかリタっちが眠れないくらい悩んでることとかあったりするの?」
「ひとを冷徹人間みたいに言わないで。そんなんじゃないけど・・・」
ただ、たまたま、見てしまった。
宿屋からふらりと出て行くこの男の姿を。
別に放っておいてもよかったのだけれど。
ただ
「夜風に当たりたくなったのよ、悪い?」
「・・・悪かないけど。そっか、リタっちもセンチメンタルになるときがあるのね~」
「うっわウザイその言いかた」
「はは」
レイヴンは小さく笑って、「全くよね」と続けた。
少し、変わったと思う。
バクティオン神殿で正体を明かしてから、たまにこの男は本心とも取れる発言をするようになった。
今までむかつくくらい、はぐらかしてはぐらかして、のらりくらりとやっていたのに。
リタは海を見つめたままだ。
しばらく二人で黙ったまま海を見ていた。
「----どっか行ったりしないわよ?俺様の命は凛々の明星のもんなんだし」
「別にそんなんじゃないわよ、馬鹿。」
「あらら残念。俺様ちょっと期待したのにな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・っうぬぼれんな!ったくほらさっさと帰るわよ!!」
小さな少女は、オッサンの腕をとってずんずんと進み始めた。
暗がりで顔は見えないが、多分、この不器用な少女は耳まで赤いだろう。
ばれないように小さく笑う。
(・・・・・あったかい)
子供は体温が高いってよく言うよなぁとそんなことを思いながら、小さな背中を見つめていた。
つながれた手から、伝わってくるもの。
「・・・・・・・・ありがとね、リタっち」
「・・・別に」
ぶっきらぼうな返事を聞いて、またレイヴンは笑った。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ここは拍手などのお返事と、
夢の裏話などを堂々とばらすブログです。